「洗面器でヤギごはん」
「洗面器でヤギごはん― 世界9万5000km自転車ひとり旅」 (著書:石田ゆうすけ氏)
私がいま夢中になって読んでいる文庫本のタイトルです。
まず本屋で、そのタイトルと洗面器に入ったヤギごはん?の素敵なイラストに目が留まり、背表紙の解説を読んでみると…
世界にはどんな人がいて、どんな食べものがあり、どんなにおいがするのか---。<中略>
自転車旅行だから出会えた“食と人”の思い出。
自転車で世界一周(!?)を成し遂げた作者が書いた、食を中心とした紀行本?
それから、中をめくって“はじめに”を読んでみると、作者は海外に行くのはこれが2回目なんだそうで、私と同世代。
大学を卒業したあとサラリーマンを3年やり5百万円の資金を貯めて退職届を提出、そして自転車で世界一周の旅に出たんだそう。
これはめちゃくちゃオモシロそう!即買いました。
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まだ前半部分をゆっくりと読んでいる最中なんですが…。もう、本当におもしろいです!クスッとさせられたり、時には胸が熱くなって泣きそうになったり…
なんですか、この作者・石田さん実にすばらしい作家さんですね。もともと作家を目指していた方ではないのかもしれませんが(?)、やはり自転車で世界一周を成し遂げた人が書く文章にはリアリティが感じられます。石田さんの文章を通して、私もそこにいて体験しているかのように、一喜一憂しながら読んでいます。
石田さんは世界一周自転車旅行の最中、いろんな体験をしていらっしゃいます。もちろん相当危ない目にも(それこそ命がけです!)…。
それでも旅を続ける、自転車を前に進ませて走るその姿を思い浮かべると、涙が出そうなくらい感動してしまいます。
生きるため、前に進むために食べなくてはいけない、日本では決して食べないであぬろう代物や、時にはその土地の絶品料理に出合ったり、そして現地人との心温まる出会いや時にはケンカも…、実に様々なエピソード満載で…まじで泣けます。
おこがましくも私も旅好きで、旅に対する自分なりの特別な感情を持つ者としては、この本との出逢いにとても感謝です!
“自分のこれまでの人生にまったくなかったエッセンスに触れ、それに体を浸し、そうして自分が変化していくのだ。
これだ。これこそが旅ではないか―”
胸が熱くなりました…泣
数日後に気が付いたんですが…つい先日、ジュンク堂書店でトーク&サイン会があったんですねー!
旅のエピソード聞きたかったなー(/□≦、)エーン!!
- 作者: 石田ゆうすけ
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2012/07/06
- メディア: 文庫
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